ギター練習でかかせないもののひとつ それは、暗譜(あんぷ)です。
ギターを演奏するために自宅で練習するときに、最適なやり方、方法をお伝えできたらと記事を書いています。
この記事を読むことで暗譜の事、理解していただける一歩になっていただけたら幸いです。
暗譜とは?
暗譜(あんぷ)とは?
音楽の楽譜を覚えている事。
楽譜を見なくても演奏できること。
楽譜を覚えること
演奏内容を覚えるのは大変ですが、これをすれば、地味に練習をする必要はありますが必ず覚えれるという方法をお伝えします。
曲調やライブの形式で使い分けよう
バンド形式でガンガンノリノリLIVEって日に譜面立てて弾くのはナンセンスな感じがあります。
できる限り暗譜して、どうしても覚えられなかった曲はコード進行を確認できるよう隅っこに立ててチラ見する程度で、ライブに集中できるようにがんばりましょう。
アコースティックライブだと譜面立てて弾く感じに違和感が無い雰囲気があります。
覚えて弾く方が歌にも集中できてライブを満喫できるので、譜面を用意するけどいざという時のカンニングペーパーぐらいで、基本は頑張って覚えましょう。お客さんにも熱意が伝わりますね。
暗譜のコツ
暗譜のコツ、基本は覚えて弾いてを繰り返すことに変わりはないです。
やり方の方のコツをお伝えします。
まずなにより大事なことが曲自体を覚えること
曲を覚えないと、理解が進まないので、まず練習する曲をよく聞いて覚えましょう。
楽譜を見ることでメロディが口ずさめるぐらい覚えることが一番大事です。
メロディも出てこないのなら覚えることは難しいでしょう。
片手間で弾いている感じでよいのなら雰囲気程度で良いかもしれませんが、曲ってメロディとリズムで雰囲気が出来上がります。できる限り覚える方が良いです。
曲をブロックで分けて覚える
まず、譜面を分解しましょう。歌の構成を書き出します。
曲の構成は主に
※AメロやBメロ、サビの各区切りまでをこの記事では、ブロックと呼んでいます。このブロック分けは1例です。
- イントロ
-
曲の始まりに演奏される、イントロダクション。ギターのアルペジオだったり
イントロが無く、いきなり歌から入る曲もあります。
- Aメロ
-
歌の初めのメロディー部分を主にAメロと言います。
- Bメロ
-
Aメロとは違うメロディーやコード進行でサビに繋げて徐々に盛り上げていくイメージ。
- Cメロ
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Bメロとは雰囲気の違う感じでサビに繋げたりBメロに繋げたりな部分。
- サビ
-
曲の一番大事な盛り上がりが最高潮の部分です。この部分を聞いてもらうためにA・B・Cメロがある感じです。
- エンディング
-
曲の終わりを感じさせる部分。
こういう感じで曲をブロック分けして、練習範囲を減らすことで覚えやすくなります。
部分的に覚えることでイントロとサビのコード進行が同じだったり、Aメロと同じだったとか応用が効くようになり、無駄をはぶけるメリットがあります。
おすすめの練習方法
A24も覚えるときは心を鬼にして、この練習方法で覚えます。
上記のブロックごとに覚えるのと並行して、曲の流れを覚える必要があります。
私はブロックごとと曲の流れを並行して覚える練習をします。
イントロを覚えたら次Aメロの練習に入るわけですが、その時にイントロから弾き始めてAメロを弾く練習をします。
間違えたらまたイントロから始めます。これを間奏ぐらいまで覚えれるように間違えないように練習します。
間奏のバッキングコードも意外とサビのコード進行だったりAメロのコード進行使ってたりする場合があります。
間奏のコード進行を覚えたらまたイントロからはじめます。
Aメロと同じだったらラッキーです。その場合はよく確認しないと一か所コード変わってる可能性はあるのでよく確認はしましょう。
とても時間はかかりますが、最後のエンディングにいくまでは、ほかのパートを間違えた分弾かないといけないというプレッシャーを掛けて、「もう間違えたくない!」という葛藤の中で練習します(笑)
エンディングにいく頃には、ほかのパートは間違えた分弾くので、嫌でも暗譜できてるという算段になります。
最初の頃は、大変ですが慣れてくると数回で覚えれると思います。
ギターに慣れてくると、横着になって覚えることが苦痛になってくる段階がでてきて、ギターソロなんてもう覚えることが嫌でアドリブ覚えようとなります。
ギターソロを覚えるのって結構大変です。プロの手癖を習得するわけですから、歌で言えばものまねですから、プロは意外とインスピレーションされたように弾いてあとで修正していく形で弾いてることが多いと思います。自分はそうしています。
手癖がうまく自分にはまると良いですが、チョーキングやビブラートなど、中々ここが難しいポイントだと思います。
話がそれてしまいましたが、各パートも同じようにパートの中で間違えたらまたパートの最初から弾くことをおすすめします。嫌でも覚えます。弾くのがあきるぐらい覚えましょう。その余裕から次のアドリブやアレンジに繋がっていきます。
途中から弾く練習も大事
よく聞く話で、練習時に
「 もう一度、2番のBメロから弾いてみて? 」
「 ? 」
「 2番のBメロってどこからだっけ? 」
ってなってしまって、最初から弾かないとわからないという方がいらっしゃるようなので、上記のブロックごとに覚える方法は、その時にも有効になりますので曲を1くくりで覚えるのではなくて、コード進行の違うブロックごとに分けて覚えるのが、最短で効率の良い覚え方になります。
ギターを暗譜する場合の注意点
ギター初心者にありがちなのが、ギターソロを暗譜した場合に、弾くポジションは覚えているのですがリズムや譜割(1音の長さが合ってない)のでリズム音痴になってしまっている場合があります。
フレーズを弾くことに集中しすぎてしまう事があります。
しっかりメトロノームなどでリズムキープしながら、リズムを意識して練習することが大事になります。
原曲のスピードが速いなら、原曲の60~70%ぐらいのBPMで練習すると良いです。
しっかり弾けるようになると、BPMが速くなるのはそんなに問題として感じなくなります。
どれぐらいで弾けるようになるか?
初心者の方だと、ギターに慣れるのに、1カ月~3か月程度はかかると思います。(個人差あります)
1曲暗譜するのに、アコースティックなら弾き慣れることを考えても3カ月程度で弾けるようになります。(練習時間次第です)
ギターを日々触りまくる(1日3時間程度)時間がとれるなら1年もあれば、エレキもアコースティックもある程度は弾けるようになると思います。
暗譜することのメリット
曲を覚えている(暗譜する)ことで、可能性が広がります。
暗譜してる場合としてない場合はものすごく演奏に差が出ます。
譜面を見ながら練習して弾く場合ですが、よっぽどじゃないと覚えれません。どうしても譜面があると、人間てそれがあるという認識があり、暗譜がなかなかできないです。
暗譜できてる人としていない人では、どうしてもコード進行に不安ができて、そこに意識を取られてしまうので演奏に関わるなにかの力が1段落ちると思った方が良いです。
暗譜でコード進行や曲のキーを把握している方が、アドリブやアレンジが効くようになります。
暗譜することで次の曲に繋がっていく
この覚えてるという引き出しが脳の中にできあがると、よく似た曲調にあわせれるフレーズが思い浮かんだりして、合わせてみるとしっくりきたりとかがあるのでギターがもう一段楽しくなります。
アレンジやアドリブの引き出しが自然に出来上がっていきます。
引き出しが多いギタリストは、やはりアドリブ・アレンジ力が強くなります。
がんばって引き出しが増えると思って、いろんな曲を覚えましょう。
暗譜は必要か?
最後に暗譜は絶対に必要なのか?を考えてみたいと思います。
答えは、”使いどころによる”でしょうか。
演奏レベルで考えてみる
初心者ならアコースティックで弾き語り、とりあえずコード譜見ながらで弾けるようにしましょう。
ワンマンでLIVEができるレベルなら、半分ぐらいは暗譜できているとパフォーマンスをする余裕もでてくるので10曲するなら5曲ぐらいは暗譜で弾けると良いでしょう。
バンド形態なら暗譜は必須です。演奏するだけよりパフォーマンスもあった方が、演奏を聴いてる方も楽しめるので、暗譜すように頑張りましょう!
まとめ
暗譜とは?音楽の楽譜を覚えている事。楽譜を見なくても演奏できること。
暗譜のコツ、基本は覚えて弾いてを繰り返すことに変わりはないです。
- 練習する曲をよく聞いて覚えましょう。
- 曲をブロックに分けて、ブロックごとで練習する。
- ブロックごとが弾けるようになったら、流れを覚える
- 間違えたら最初からというルールで、繰り返し練習する。
1曲を暗譜するのに、アコースティックなら3カ月程度で弾けるようになると思います。弾き語りは+1か月程度。(日々の練習量によります)
暗譜をすることで、メリットはたくさんでてきます。
ライブだと、演奏に集中できパフォーマンスをする余裕ができる。
違う曲に応用できるため、覚えるのも早くなっていく。
音楽に対する、引き出しが自然と出来上がっていき、アドリブやアレンジの幅が広がっていく。
音楽は、音を楽しむと書いて音楽です。楽しむためにも暗譜は必要になってくる場合が出てきます。
苦労も過ぎるとやって良かったと思える日が必ずきます!頑張りましょう!
今回はここまでです。ありがとうございます。
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