こんにちは、ギター歴30年A24(@a24guitarblog)です。
ヌーノ・ベッテンコートとは?
ポルトガルのアゾレス諸島にて10人兄弟の末っ子として生まれる。
4歳の時に家族と共にアメリカのボストンにに移住。
最初に音楽に興味を示したのは10歳の頃、最初に始めた楽器はドラムでその他ピアノ、ベースでギターは12歳になったころから目覚め始め今に至る。
ギタリストとしての経歴
1985年にエクストリームを結成して、1989年にエクストリームというアルバムでデビュー。
デビューして割と早くブレイクしています。
デビューアルバムは1989年『 EXTREME 』、このアルバムは全米チャートは80位ぐらいでした。
1990年夏に発表した『 PORNOGRAFFITTI 』に収録のアコースティックナンバー『 MORE THAN WORD 』がシングルチャートで全米1位になり、同じアルバムに収録されていた『 Hole Herted 』もシングルチャート全米で4位にまであがりエクストリームの名前が一躍有名になりました。
メタルファンクとして紹介されましたが、アコースティックナンバーが上位をしめるという、意外な反響に困惑という記事を見ましたが、世の中はそこを求めてたという結果と、NO1になることは並大抵な事ではないのでなるべくしてなったと私は思っています。
素敵なアコースティックナンバーは代々語り継がれる名曲だと思います。
※More Than Wordはアコースティックギターを始めるにも、少し初学者の方には難しいかもしれませんが、かっこいいので一度聞いて練習して見てください。コードワークは大変勉強になります。
EXTREMEのアルバム
- EXTREME 1989年
- PORNOGRAFFITTI 1990年
- EXTRAGRAFFITTI 1990年
- ⅢSIDES TO EVERY STORY 1992年
- WAITING OR THE PUNCHLINE 1995年
- RUNNNING GAG 1995年
初期のころはメタルファンクとして、メタル感あるギターサウンドでしたが、ⅢSIDESから楽曲やギターソロにポップ感が増してきた感じがしました。
と思いきや、4枚目のWaiting~では骨太なロックサウンドになってミキシングもギターは右、ベースは左みたいなミックスになってました。
LIVE感を出すためにギターのダブリングなども無いサウンドを目指していた。
フェンダーのヴァイブロバーブをボリュームフルテンで弾いた音だと言っていましたので、すざましい爆音だったと思います。
どのアルバムもA24のギタリスト人生に刺さり、注入された感がすごいです。
EXTREMEの曲は基本、半音下げチューニングになっています。曲によって1音下げやドロップDなどもあります。
ヌーノベッテンコートSOLO WORK
- SCIZOPHONIC 1997年
- MOURNING WIDOWS 1998年
- FURNISHED SOULS FOR RENT 2000年
- POPULATION1 2002年
- SESSION FROM ROOM4 2004年
- BEST OF NUNO 2003年
- DRAMA GODS – LOVE 2005年
- PERRY FARRELL’S SATELLTE PARTY 2007年
ソロになってすぐのアルバムは好き放題弾いてるってイメージで、インスピレーションで弾いているフレーズが多い感じです。
ソロ1枚目のSCIZOPHONICは、NUNOらしさを感じるメロディアスな歌に、かっこいいグルーヴのリズム、よく聞いたアルバムの1枚です。
POPULATION1は演奏、制作全てをNUNO1人で行ったアルバムで、NUNOの音楽観はこれなのかな?と、ギタリストが好むギターフレーズなどが満載で、曲も少し古臭いのに新しい感じが、個人的には大好きなアルバムです。
DRAMAGODS – LOVE も自分には刺さったアルバムでした。これも古臭いサウンドにメロディアスな曲が多くて、Sok’とかオクターバーを使ったリフなどかっこよすぎます。
この3枚のアルバムは雰囲気がなんとなく一緒に感じていて、特に自分に刺さったアルバムなので簡単に紹介させていただきました。
参加したセッションワークは多数なので詳しくはまた記事にまとめておきます。
ヌーノベッテンコートが影響を受けたギタリスト
ヌーノが影響を受けた音楽、ギタリストは
- エディ・ヴァン・ヘイレン アメリカギタリスト
- ジミー・ペイジ イギリスのロックバンドレッドツェッペリンのギタリスト
- ジェフ・ベック 天才ギタリストと言われているが、行き過ぎてよくわからないという方もちらほら
- ブライアン・メイ イギリスのロックバンド、クイーンのギタリスト。
上記のギタリストを中心に片っ端から練習、主にエディヴァンヘイレンのプレイに熱中していたそうです。
テクニカルなソロ、リズムに影響を受ける。時代がテクニカルギタリストを求めていて当時はヴァンヘイレン、インヴウェイやスティーブヴァイ、ポールギルバート等のギターヒーローが注目を集め、ヌーノはその仲間入りを果たしました。
ヌーノ使用機材
ギター
WASHBURN Nシリーズ、Pシリーズがある。
WASHBURN Nシリーズは”N1”から”N6”まであり、N4をメインに使用している。
A24もこのWASHBURN N4Vintageが今のメインギターです。小さめのボディにネックは薄くて幅はそこそこある感じですが、弾きやすくて良いギターです。パワーがあるのでボリュームはいつも8割ぐらいで音作りをしています。
ボリュームを絞ると低音も若干抑えられていくようになっています。絞りすぎると少し弱くなるので、8割ぐらいでやっています。
Nシリーズの特徴の一つのステファンズエクステンデッドカッタウェイといわれるネックとボディの独特なジョイント方式は、高音域を握りやすく弾きやすくするために通常ジョイントしている部分を極限までカットした形になっています。
ピックアップは、フロント:ギブソンP.A.F リア:ビルローレンスL-500
Pシリーズはヌーノがソロになった頃にお目見えし、ギブソンレスポールのような形の独特のシェイプになった。
その他にもアコースティックやストラト、レスポールなども、最近はテレキャスタイプのギターでMidnight Express 弾いている動画も見ました。
アンプ・エフェクター
初期のころはADA MP-2プリアンプを使用していて、途中マーシャルも使ってましたが遂に2012年、Randollからヌーノシグネチャーモデルアンプ NB KING100が制作され、現在メインで使用しています。
エフェクターは、ボスのオクターバーやフランジャー、フェイザー等を使用しています。
BOSSのME-5を使用していた事もあります。
エクストリームおすすめの曲5選!
各アルバムから、A24の主観でおすすめの曲を紹介します。
- KidEgo – Extreme
この曲はLIVEでマストに演奏されている曲です。
すごく重いテンポなのに、キャッチーなメロディとギターアレンジが秀逸です。
- Decadance Dance – PornoGraffitti
エクストリーム流ロックナンバー、かっこいいギターリフにギターソロ必死に練習しました。
- More Than Words – PornoGraffitti
ファンクメタルらしくないアコースティックナンバーは全米NO1の実績もさすがのメロディーです。
弾きたくなるアコースティックナンバーの1曲だと思います。
- Cupid’s Dead – ⅢSIdes To Every Story
ジミーペイジを彷彿とさせるギターリフ、に間奏もリフでやってしまう前衛的なアプローチは衝撃でした。
随所に高度なフレーズを織り込んでくるのがヌーノらしいギタリストにはリズム感を鍛えるには最適な曲です。
- Midnight Express – Waiting For The Punchline
アコースティックギターによる、インストルメンタル ナンバー。
この曲はぜひ弾けるようになりたい曲ですが、めちゃめちゃハードル高いです。頑張って練習しよう・・・
以上5曲に絞るのは、難しかったのですがギタリスト目線で選びました。
ほかにも紹介したい曲はいっぱいあるので是非聞いて見てください。
ライブを生で見て
WAITING OR THE PUNCHLINE ツアーに行ったことがあります。もうかなり昔なのですが、バリバリのヌーノを生で見れて感動したのを覚えています。
その頃はドラムがマイクマンジーニで随所にバスドラを6連で打ってきたり、ドラムソロが圧巻でした。
ヌーノのギタープレイはLIVEでも安定したギタープレイでEXTREMEのレベルの高さを感じました。
もう一度機会があれば、見に行きたいです。
まとめ
ヌーノ・ベッテンコートはポルトガル生まれのアメリカ育ち。
90年代に躍進したスーパーギタリストのうちの1人。
ミュージシャンからミュージシャンズミュージシャンと呼ばれるほど、多彩な才能が認められている。
ファンキーなリズム・グルーヴに、正確無比なピッキング、超絶な速弾きもうほかに何がいるの?っていうくらいのギタリストです。
Nuno Bettenncourt Official youtube Channel
ヌーノのYouTubeチャンネルです。2年前の動画でMidnight Express弾いてて、かっこいいっす!
ではまたっ!