なんだかややこしそうだなーと敬遠されがちですが、ミックスは意外に簡単、気をつけるのは録音です!
録音が良くないと、どんなにミックス調整しても良い音にはなりません。
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こんにちは、ギター歴30年A24(@a24guitarblog)です。
でも歌ってみたが作りたい!って方に記事を書いています。
今回の記事はこんな方におすすめです。
・歌ってみたとは?
・簡単にミックスする方法
・ミックスのやり方がわからない
歌ってみたとは?
歌ってみたとは、2010年ぐらいにその名の通り歌ってみたというジャンルが言われるようになりました。
自分の声を録音してカラオケとミックスして、動画を作成しYouTubeやニコニコ動画などで聞いてもらったりするもの。
定義はこんな感じでしょう。
歌ってみたを作成したい人は引き続きどうぞ!
歌ってみたを作成するにあたって必要な物
録音環境として、マイク・パソコンかMTR、スマートフォンなどの録音機器があれば可能です。
最近のスマートフォンは高機能になりましたが、録音するにはマイクのクオリティが貧疎なので外付けのマイクなどを付けると対応可能だと思います。
スマートフォンのマイクではミックス泣かせになりますので、それなりの機材は用意した方がクオリティは上がります。
過去に車中で、スマートフォンで録音された音源をミックスしたことあるのですが、エンジン音や風の音、エアコンの音のノイズとスマートフォンのマイク性能に限界があるので中々処理が大変でした。
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ミックスはそもそも録音が綺麗でないと綺麗に仕上げるのはムリです。(これはいい切ります)
録音からミックスは始まってるので、仕上がりイメージを持ちつつ録音をする事です。
ミックスできれいになるからと思って適当な録音で始めると決して良い結果になりません。
あくせく調節しても、時間が勿体ないです。
※昨今のボーカルのノイズ除去プラグインがとても優秀なので、ある程度は除去できますが、音質の劣化は否めないので、録音を綺麗にする努力をしたほうが絶対的に良いです。
それでもノイズが気になる場合に使う方が効果的です。
ミキシング
昔、良くニコニコ動画でボカロPが作成した楽曲を素人の方が歌って動画を上げるっていうのが流行ってまして、その波に乗ってミキシングをやらせていただいていました。
自分としてはミキシングの勉強がしたくて、ニコニコ生放送などで仲良くさせていただいて、交渉して録音音源をいただいてミキシングに時間を費やしていました。
1カ月に2~3本ミキシングしては、動画の反応を見るのが楽しみでした。
今思うとめちゃくちゃ勉強していましたし、今でも勉強中です。
自分流になりますが、歌ってみたのミックス方法をお伝えします。
※あくまで自分のやり方をこのやり方が正解というわけではないですのでご了承お願いいたします。
ミキシングをやってみよう!!
では自分でやる場合でなるべく再現性のある方法をご紹介いたします。
【カラオケ音源の処理】
だいたいニコニコ動画のカラオケ音源等はピークパツパツになってる波形が海苔状になったものが多いので、まずカラオケ音源事態をゲインステージングでー6db程さげます。
使用するプラグインはマルチバンドコンプレッサーやイコライザー、最近だとダイナミックイコライザー等も使います。
EQでボーカリストの方の音域をアナライザーで確認しつつ、その音域をシェルビングイコライザーで軽くカットします。
カラオケ音源が劣化しない程度に下げます。
マルチバンドコンプレッサーをサイドチェインという方法で、ボーカルのデータに反応させてカラオケを圧縮するなどもやったりします。歌ってる帯域だけにコンプを効かせる方法です。
ちょっと上級になるとダイナミックEQというので、指定した帯域のボーカルとかぶる箇所をコンプかけてなじませるなどができます。
【ボーカリスト音源の処理】
ボーカルの録音データはボリュームをオートメーションで書いて、一語一語聞こえやすくする処理をします。これは根気のいる作業です。
最近はプラグインで自動処理の物もありますが、手でのクオリティにはかなわねーぜって意地でやってます(笑)本当はそのプラグインほしいです。(Waves:Vocal Rider)
その後にコンプレッサーで効かせ過ぎないぐらいで整えます。
後はイコライザーやサーチュレーターで音抜け、ディレイやリバーブで空間系の処理をAUX(エフェクトループ的な)でかけて、なじませる調節をします。
その後、ミックスダウンして2Mixにしマスタリング作業をして完成です。
PCの操作が苦手な場合
最終手段PCが苦手な方は、TwitterなどでプロフィールにMIX師と書かれている方を探して、頼んでみると良いと思います。
Twitter等で音楽の趣向の合う方を、探すのがポイントです。
有料でやってる方もいますが、練習ネタを探している方もいるのでうまくいけば無料でやってもらえる可能性はあります。
有料だとそれなりのクオリティを求めても良いと思いますが、無料だと好意でやっていただくので、多少は妥協が必要です。
自分もやり始めの頃は休みの日をすべてそこに使っていたので、結構な労力を使いますので、その辺を考慮して頼むと良いと思います。
動画と音楽を合わせて編集し、お好みのサイトへアップロードしましょう!
著作権等に気を付けましょう。また記事にしたいと思います。
ニコニコ動画に私が処理したものがあります。下記にリンク張っておきますので聞いて見てください。
やり始めの頃の物(約10年前)
モザイクロール・・・原曲を自分なりにギターアレンジし、ベース、打ち込みドラム、ミキシングは自分でやっています。
ギターの音的にメタルっぽい音になってます。ドラムのノリも原曲は少しはねてる感じですが、私のはベタ打ちになっています(勉強不足でした)。
原曲と雰囲気かなり違います。
この曲はCUBASE LE4 とフリーのVSTプラグインでミキシングしています。
感想くれるとうれしいです!YouTubeも動画上げていこうと思っているので、チャンネル登録してくれると喜びます。
今回のまとめ
歌ってみたミックスはそんなに難しくはないです。
- クオリティを上げるには録音にこだわってみましょう。
- 自宅で録音する場合は、毛布をかぶって歌うなどして部屋の残響音等をマイクが拾わないように工夫しましょう。
- 自分の顔やマイク付近を布団や服などで吸音してあげると良いです。
- 録音時はノイズ音に気を付けましょう(コンセントにマイクのコード等が触れているとノイズが乗ったりします。)
- 部屋の残響音が録音されるとミックス時のリバーブ等の空間処理がやりづらくなります。
マイクにはコンデンサーとダイナミックがあります。録音対象によって使い分けれると良いです。
録音に必要な機材は
- マイク(コンデンサー・ダイナミック)
- マイクケーブル
- オーディオインターフェイス
- ポップガード(あると良いです)
- ヘッドホン(マイクがカラオケ音を拾うので密閉型がおすすめ)
- PC、MTR、スマートフォン などの録音機材
ミックスは、かなり専門的な知識が必要なので、やってる方に頼むのもありですね。
何か疑問ありましたら、コメント欄などでどうぞ!
ではまたっ!
このブログの情報は、管理人の主観もありますので、それが正しいとか間違いだというものではありません。
こういう考え方もあるんだなで、受け止めて頂けると幸いです。