初心者でもわかるサンプリングレートとビットレートのちょっとややこしい話

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ビットサンプリングレートの話

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EYS音楽教室

A24

こんにちは、ギター歴30年A24(@a24guitarblog)です。

DAWを初めてみたけど、設定項目に出てくる

今回の記事はこんなかたにおすすめです
  • サンプリングレートとは?
  • ビットレートとは?
  • 32bit floatとは?

と悩んでる方に、その悩みを解決するための記事になっています。

なぜなら、自分もそこがあやふやなままDAWを触っていました。

同じ悩みの方はきっといるだろうという事で、自分も勉強をかねてこの記事を書いています。

記事の前半では、各項目についての解説、後半では実際の設定について解説しています。

この記事を読み終えれば安心してDAWの設定を行えるようになっていると幸いです。

目次

サンプリングレートとは?

サンプリングレート(周波数)とはアナログな音声や音をデジタルデータにするために必要な処理である標本化で、1秒間に標本をとる回数のこと。

44100Hzの場合、毎秒44100回の標本をとります。

48000Hzなら48000回の標本の事。

数値が大きくなるほど音の滑らかさがでます。ハイレゾ音源など192000Hz/24bit(CDの約6倍)まで設定があります。

サンプリングレートが上がると、少し靄(もや)のかかった音源がクリアになる感じです。

ビット深度(ビットレート)とは?

ビット深度とは、1サンプルあたりのデータ量を示す数値で、音楽の場合16Bitや24Bitがよく使用されます。

ビット深度が高いほど、1秒間に扱う情報量が多くなり、ダイナミックレンジ(最も小さい音から最も大きい音までの幅)が広がります。

16bitのダイナミックレンジは96db
24bitのダイナミックレンジは144db

数値が大きいほど音の解像度が細かくなるという事です。

ダイナミックレンジが広い方が、ノイズが少なくなります。

※人間の可聴範囲は 120db(ジェット機の騒音、生ドラム) ほどになります。

ビット深度が高いほど音の解像度が細かくなり、ノイズが少なくなります。

人間の可聴範囲は120dBまでなので、24Bit以上の録音は直接的には意味がないという意見もありますが、録音や編集の過程での利便性や音質向上のために24Bitや32Bitが使われます。ただし、ビット深度が高くなるとファイルサイズも大きくなります。

※32bitになると、見解がいろいろあり難しく長くなるので今回は割愛させていただきます。

32bit floatとは?

DAWで32bit float内部処理とビット解像度の32bitは全く別の事になります。

具体的には、最近のDAW内部ではこの32bit float処理が当たり前になっています。

各トラックで視覚上ピークが超えていても内部的に音割れしていない音源処理がされていて、ゲインステージングすると音割れのしていない音に修正できます。

逆にオーディオインターフェイスの入力時点でピークを過ぎていると割れた音を録音することになるので、修正は難しくなります。

内部的には32bitで処理するためフェーダーで音を下げても音質の劣化が極めて少なくなるようになっています。

というわけで、

bit解像度の設定(32bit float/24bit)はエフェクトの掛け録り、音量操作の有無で決めると良いと言われています。

ここまできて、どれに設定するのが一番良いのか?

ここは悩む所だと思います。解決する方法として、現在の使用機材などで決めていくしかありません。

自宅で録音するとして、現在お持ちの機材たちを使うとなると

24bit 48000Hz が一番良い録音の設定になると思います。

ですが、PCのスペック、オーディオインターフェイスの対応状況により選択すると良いと思います。

オーディオインターフェイスが24bit対応してないと無理になりますのでご注意ください。

しかしCDに収録されている音源は、16bit – 44100Hzが一般的です。

収録できる容量、人間の可聴範囲等を考慮するとこの設定が一番合理的で、さほど問題が無い設定になっています。

PCのスペック的にとか、デモ制作なら16bit – 44100Hzで仮録音して、本番は24bit – 48000Hzで製作するなどが良いかもしれません。

低い設定から高い設定に上げることはできませんが、高い設定から低い設定に落とすことは可能です。

16bitで録音するより24bitで録音して、ダウンコンバートした方が音が良くなると言われています。

一概にこれがベストっていうのは、各々の状況で変わってきますので、この辺も考慮しつつ設定を決定すると良いと思います。

あと、注意したいのが、後でレコーディングデータを使いまわすなどする場合にサンプリングレートがプロジェクトの設定に合ってないと、音程が変わったり再生速度が変わったりするので注意してください。

今回のまとめです

  • サンプリングレートとは?

アナログな音声や音をデジタルデータにするために必要な処理である標本化で、1秒間に標本をとる回数のこと。

  • ビット深度(ビットレート)とは?

デジタル音声のビット深度(bit depth)は、ダイナミックレンジに直接影響します。

ビット深度が高いほど、より多くの音の詳細を表現できます。

  • 32bit floatとは?

単純なビットレートの事では無くて、DAWのプロジェクト上のビットレートの事を言います。

  • ここまできて、どれに設定するのが一番良いのか?

24bit 48000Hz が一番良い録音の設定になると思います。

後でダウンコンバートできますので、いったんこれで作業をすすめるのが良いと思います。

PCのファイル・処理状況、オーディオインターフェイス等の使用機材に合わせて設定してください。

数値が高いほど綺麗な録音ができると思えば間違いありません。

では今回はここまでです。

ありがとうございました。

ビットサンプリングレートの話

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • Google 検索の上位に出てきたので読みましたが、ビットレートの説明が非常に紛らわしいと思います。

    “ビットレートとは1秒間当りに送受信できるデータ量のこと。”

    最初の1文はあっていますが、その後の説明はほぼ量子化ビット数の説明であり、ビットレートの説明ではありません。

    この文章を読むと1秒間に16bitや24bitしか送れないのかなと思ってしまいます。

    初心者向けの記事だと思われますので、細かいところは省略するのはかまわないですが全然違う情報は困りますね。

    例えば、このあたりの記事にある程度の説明でいいと思います。
    https://note.com/6torque9/n/nc9e77833c75e#NtykG

    • コメントありがとうございます。
      自分なりには解釈して書いてたのですがまだまだ勉強不足でした。
      ご指摘の個所は、わかりやすくブログの方は修正しています。

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