今回はギター初心者の方がまずやる事として、ギターのチューニングということを掘り下げていこうと思います。
ギターを「 じゃーん♪ 」とならしてみたけど、なにか違和感?練習して音源にあわしてみたけどなんか違うくない?
このようになった事あると思います。
自分も弾き初めの頃に、自信満々で弾いていたのですが、先輩にギターちょっと貸してみてと言われ渡したところ、
このギターチューニングが合ってないよ!
って言われて
え?チューニング?なにそれ?
ってなった事がありました。あさはかにただ弾いていただけで満足していた自分がいました。
ギターってチューニングをすものなんだ・・・
と気づかせてくれた先輩に感謝です。ありがとうございます。
音に濁りを感じたり、あれなんかおかしいと思ったら、まずチューニングを確認する癖をつけると良いと思います。
チューニングの基準
チューニングをするには基音というものがあります。
A=440Hz を基準に調節します。
Aはラの音です。ギターで言うと5弦開放の音になります。
ギターのチューニングの基本は、ノーマルEチューニング。6弦からEADGBEになります。
チューニングとは?チューニングをするタイミング
ギターの場合のチューニングとは、調律のことを指します。各弦を解放弦(何も抑えない状態)で鳴らし、音階を調律してあげる必要があります。
ギターを弾く前には必ずチューニングを確認するようにしましょう。
バンドの場合、自分(ギター)は合ってて、確認したらベースが狂ってたとかもありますので、しっかりチューニングしてから練習をするようにしましょう。
キーボードがいたりすれば、キーボードに基音を鳴らしてもらうと良いでしょう。
演奏前は必ず忘れずめんどくさがらずにチューニングです。
レコーディングする時なんかは、1テイク終るごとにチューニングしてたりします。
チューニングする時のワンポイント
チューニングをして最後合わせる時に、一旦ゆるめて音程を下げて、しめて上げていって最終合わせるようにしましょう。
しめ過ぎたものをゆるめて合わせると、ペグがゆるみやすくチューニングが狂いやすくなりますのでご注意ください。
チューナーとは?
昔は音叉(おんさ)、と言われるU字を振動させてA音を出し、耳に当ててチューニングしていました。
エレキギターの場合は、シールド(線)をチューナーに挿して、弦を弾くとチューナーが音程の高低を教えてくれます。
スマホのアプリやクリップ形などもたくさん出ています。
- シールドを指すタイプ(ペダルタイプなど)
-
スマホサイズやペダルタイプの物で、シールドを使用して電気的に判断するタイプは確実にできるので信頼度も高いのでおすすめです。
- クリップ型
-
ギターのヘッド部分に、クリップではさみ振動をキャッチして反応するタイプ、ギターの振動がうまく伝わらないこともあるので、若干感度が悪いことがあります。が常にギターについていることでスマートにチューニングが可能です。
アコースティックギターは本体に付属してるものが多いですが、ネックについていることで視認性もよいので、使いやすくておすすめです。
- スマートホンアプリ型
-
スマホのアプリは正確に音を拾わないものがあるので、使い勝手が良さそうで、正確さも悪くアプリが悪いって事ではないですが結果、使い勝手が良くないものが多いです。
チューナーの使い方
①
本体右のINPUTにギターからのシールド(線)を指して、ペダルを踏むとチューナーが起動します。
OUTPUTからはミュートが掛って音が出なくなります。
右側のMODEボタン/チューニングのモードを選択するときに使います。ギターかベースや半音下げや全音下げを選んだりします。
左側のSTREAM/CENTボタンはLEDのランプの表示タイプを選択します。
②
LEDがチューニングの具合を表示します。
左の方はまだ低いです。右の方は高いですと光で教えてくれます。
暗いライブハウスでも視認性がいいです。
③
①は今測定している弦を表示しています。自動で検出されるので便利ですね。
②黄色い△で左が付いたらまだ低いですよペグをしめてください
右が付いたらまだ高いです、ペグをゆるめてくださいという事です。
両方ついて中心に緑のランプが点くとチューニングがあいましたというランプになります。
BOSSのチューナーで解説しましたが、どのチューナーもよく似た機能になっていると思うのでボタンの名称が違うくらいで機能的にはチューニングモードで半音下げやギターかベースかを選ぶぐらいだと思います。
ポリフォニックチューナーとは
最近では、ポリフォニックチューナーというとても便利なものがあります。クリップタイプとペダルタイプとあります。
ポリフォニックとは多声的とか多層的という意味。
全ての弦を一度に確認して高低を教えてくれる優れたチューナー。
一度で全ての弦を確認できる、最終形態のチューナーで、今の時代マストな感じです。
フロイドローズなどのフローティングブリッジタイプのギターには特におすすめです。
フローティングブリッジタイプのギターは、弦とギターの裏側のスプリングとの調節でバランスをとらないといけないので、チューニングをするたびにほかの弦が合わなくなるので、全部の弦を確認できることによって、全体の弦の具合がわかるので、裏のスプリングとのバランス具合が可視化しやすいのでおすすめです。
こんなにあるギターチューニングの種類
オープンチューニング
ブルースギターを弾く上で、スライドバーを使う奏法で使うオープンチューニングというものがあります。
ギターのチューニングはノーマルEチューニングが基本のチューニングです。
オープンチューニングには
D E G A が良くあるパターンです。(ほかにまだ色々あります)
オープンチューニングの主なパターン
- オープンD 6弦から DADF#AD
- オープンE 6弦から EBEG#BE
- オープンG 6弦から DGDGBD
- オープンA 6弦から EAEAC#E
ブルースの曲などを普通に弾くとあれ?って思ったらオープンチューニングを疑ってみると良いですね。
参考程度に覚えておくと良いと思います。
スライドバーがやってみたいなら覚えるのは必須ですね。
ノーマルチューニングのやり方
基本のノーマルチューニングのやり方を解説します。
各チューニングごとの弦に対する音を表にしました。
チューナーを使って、ノーマルチューニングに合わせてみましょう。
チューナーが無い場合の合わせ方
バンド練習ならキーボードやベースに音をもらって基音を合わせます。
無い場合はスマホのチューナーなどで音を出せるものを探すか、ユーチューブなどで探しても基音を鳴らす動画が出てくると思います。
相対音感で頑張って合わせましょう。
ノーマルチューニングなら、5弦をAに合わせたら各弦の5フレットを押さえた音と下の弦の開放弦を鳴らして合わせていきましょう。3弦だけ4フレットを押さえるようにしてください。
※全音下げ(1音下げ)
ハーモニクスチューニングでやってみる。
上記のように基音をどこか合わせます5弦をAで合わせたら、6弦の5フレットのハーモニクス音と5弦7フレットのハーモニクスを鳴らします。聞き比べると音が合ってないとコーラスが掛ったようにうわんうわんという感じで音が揺れます。
あってくると音の揺れがおさまってきます。なれると簡単にできるようになりますので、簡易的にチューニングする方法としておすすめです。たまに練習しておくと良いと思います。
各弦5フレットハーモニクス音と下の弦の7フレットハーモニクス音が同じになります。
3弦だけは9フレットと2弦の5フレットで合わせましょう。
、半音下げチューニングのやり方
半音下げチューニングは結構使っているバンドが多いと思います。
やり方はチューナーを使えばとても簡単です。
BOSSのチューナーの場合
①のMODEボタンを押して②のbb b GUITARの中心のbにランプを合わせます
そこで通常のチューニングを行うと半音下げた調節ができるようになります。
チューナーにこういう機能が無い場合
1フレットにカポなどで抑えて各弦をノーマルでチューニングすると半音下げたチューニングになります。
2フレットのカポをつけてノーマルチューニングすると全音下げ(1音下げ)になります。
これ最強!ドロップDチューニング
6弦だけを1音下げたD音に合わせることによって、重低音感を出すのと、6弦と5弦を縦に抑えればパワーコードになり、コード主体のリフを弾く場合に指1本で抑えれるので合理的になります。
リフをズンズン響かせて爆音で弾くと、気持ち良いです。
ベビーメタルやミクスチャーなどで、多用されています。低音が強調されている音楽は、全体を半音から全音下げたり、6弦だけを下げるなど色々変則なチューニングで弾いてる曲が沢山あります。おすすめ!変則チューニングの曲3選!
変則チューニングを使用している曲を紹介します。
1.Hoobastank – Out Of Control
ドロップD(6弦のみ1音下げ)めちゃめちゃノリノリの曲です。ギターカッコいいです。おすすめ!
HoobasTank(フーバスタンク)は、個人的に大好きなバンドなのでまた紹介します。
2.EXTREME – Cynical
この曲は全体を半音下げて更に6弦と1弦を1音下げるという、変則チューニングです。
なので6・1弦は1音半下げその他は半音下げという変則なチューニングになっています、かっこよいギターリフとグルーヴはさすがEXTREMEです。
3.Motley Crue – Dr.FeelGood
Motle Crue(モトリークルー)といえばヘビーな重低音を効かせたサウンドが売りです。すべての弦を1音下げます。
弦がゆるゆるに感じますが、ブリッジで弦のテンション調節をすると、良い感じになると思います。
かっこいいギターリフは今聞いても新鮮です。ミックマーズのキャッチなギターリフはこのアルバム全般に言えると思います。
おすすめ定番チューナー3選
1.BOSS ボス CHROMATIC TUNER クロマチック・チューナー TU-3
/ 技WAZA CRAFT TU-3W クロマチック TU-3W
ギタリスト必須メーカーBOSS(ボス)のクロマチック・チューナーTU-3定番中の定番ですね。
技シリーズTU-3Wはポリフォニック対応しています。
2.tc electronic ポリフォニック チューナー POLYTUNE 3
tc electronic ポリフォニック クリップ チューナー POLYTUNE
tcエレクトロニックの元祖ポリフォニックチューナー。
tcのエフェクターは質が良い物が多いです。ペダルタイプとクリップタイプがあり、ペダルタイプはカラーがホワイトとミニタイプあり、クリップタイプはカラーがブラックとホワイト。
3.低価格帯で1000円~3000円程度で売っているものもたくさんあります。
十分使えるものもあるので、安さは使い勝手とブランドかな?と思います。
精度の悪い物もあるので口コミなどでよく調べて購入しましょう。
自動ワインディングの物も最近はあるみたいですが、まだ発展途上な物と感じたので今回は割愛させていただきます。
ギターの弦交換について
交換は、使用頻度にもよりますが、2週間~1か月程度で交換が良いと思います。
若干値段高めですが、エリクサーのコーティングされていて酸化しにくい弦も出ていて、長持ちします。
交換期間を考えると金額的にはどっちも同じ程度のコストがかかると思います。あと、音質が若干違いがあります。
コーティング弦の方が、高音域が若干乏しい感じがします。
通常のニッケル弦のほうが音に煌びやかさがあります。(主観です)
お好みで、どっちもメリットデメリットを考えて良い方を使えばよいと思います。
今回のまとめ
ギターを弾く前には必ずチューニングをしましょう。
チューニングを合わせるときは、最終緩めて合わせるのはやめましょう。いったん下げて上げる方向で最終合わせるのを心がけてください。
ギターのチューニング 基本はノーマルEチューニングです。6弦からEADGBEです。
重低音を効かせたり、ボーカルの音域に合わせたりで、全体を半音又は、全音下げるチューニングがあります。変則的なチューニングは色々あります。
ブルースギターでスライドバーを使う時に変則チューニングとして、オープンチューニングという方法があります。
チューニングの種類はオープンD E G A が主によく使われています。ほかにもたくさんあります。
チューナーは、シールドを挿して合わせるタイプ。クリップ型でネックにはめて振動をキャッチして合わせるタイプ。スマホのアプリタイプがあります。
原始的ですがU字型の音叉というものもあります。
ポリフォニック(多層的)にチューニングできるものが最近は主流になっています。
全ての弦を鳴らして、一気に高低をチェックできます。ブリッジがフローティングタイプのギターにオススメです。
ギターの弦は、ニッケル弦とコーティング弦と種類があります。どっちを使うかは自分に合うと思う方で良いと思います。
音楽は曲によって色々なチューニングをほどこして演奏しています。
情報を集め、調べてしっかりチューニングして練習、演奏しましょう。
今回はここまでです。ではまたっ!