初めてのヘッドとスピーカーが分かれたタイプの使用は、何をどうしてよいかわからないと思います。
真空管アンプは特に気をつけないと故障してしまう危険があります。
この記事ではそんな不安を解消できるように気をつけるポイントを解説していきます。
- 電源を入れる前に
- 電源の入れ方
- 使用時、後の注意事項
とりあえずアンプを使用するにあたっての確認事項をステップ形式で
電源を入れる前に確認するポイントを覚えましょう。
順序を癖づけるように、基本を理解しましょう!
真空管アンプの基本的な使用ステップ解説
使用前の確認事項をSTEPで解説
専用スピーカーケーブルでしっかりΩを合わせて接続する。
壁・床コンセントへなるべく直付けが望ましいです。延長コードは電圧が下がって動作が不安定になる可能性があります。
アンプのボリューム系を全て0にする。ギターも忘れずに!
スタンバイスイッチはOFFになってることを確認して、メイン電源を入れましょう。2~3分真空管を暖めている間に、接続をもう一度確認してOKなら、スタンバイスイッチをONにして使用してください。
アンプ使用後の片づけ時のポイントを覚えましょう
使用後の確認事項をステップで解説
スタンバイスイッチをOFFにして、ギターのボリュームを絞り、アンプのボリューム関係を全て0にしてメイン電源を切ってください。
電源を切ったことを確認したら、電源コードをコンセントから外しましょう。
外したらギターのシールドを外し、アンプとスピーカーのシールドを外して片付けまし
う。※リハスタの設置アンプなどではここまでする必要は無い場合もあります。
ここまでは簡単に書きましたが、もう少し詳しくなぜそうするのかを下記の方で詳しく解説しています。
1.ヘッドアンプとスピーカーの接続
この接続、適当にやりがちですが気をつけないと故障する1番の原因になります。
これで私も一度故障させた経験あります。。
まずこのマーク Ω ← オームと読みます。
これがアンプヘッドとスピーカーで違うものがあります。
Ωオームとは? インピーダンスの単位の事、インピーダンスは電気回路などの抵抗値の事です。この数字が大きければ大きいほど電気の抵抗が増え流れにくくなります。
通常スピーカーに対してついているスピーカーの個数などでインピーダンスは変わってきます。音質には特に影響はしてこないです。詳しく書くと結構な文字数になるので、また別記事で解説できたらと思っています。
マーシャルアンプは基本16Ωでの使用が推奨されています。スピーカーも1960Aの4発タイプは切り替えスイッチも16Ωにセットして、接続端子も16Ωに接続しましょう。
もう1つ気を付ける大事なことがあります。
ヘッドとスピーカーには専用のスピーカーケーブルが必要になります。
スピーカーケーブルって・・・?専用の物がある?!
ギターや楽器は出力レベルが弱いのでの楽器用ケーブルは楽器レベルの信号が送れるだけのシールドで製作されています。対してアンプは出力レベルが高いので楽器用では弱すぎるため、スピーカーケーブルという専用のシールドがあります。内部の導線が楽器用より太いという事です。ギターや楽器のシールドを代用すると故障の原因になりますのでご注意ください。
このスピーカーケーブルをこだわることで音質も変わったりします。こだわるのも有だと思います。
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電源コードの接続ですが、できれば延長コード等使わずに壁面のコンセントや床コンセントに直付けするか、こだわるなら100V安定化電源装置を導入すると良いです。
不安定な電圧だとアンプのポテンシャルが発揮されない事もありうるので、安定化電源装置を使う事で電圧を100Vに整える事で、機械の再現性を発揮させようというものになります。
日本の電圧は101Vの上下6Vを超えない値となっていて、常時100Vではないという事です。
95V〜107Vを上がったり下がったりしているわけですね。
こだわるなら、専用の安定化電源装置が販売されているので導入してみるのもありですね。
この電源コードも、こだわりポイントでノイズ対策されたものなど色々な物が販売されています。
※通常の100Vコンセントで100V仕様アンプは使用可能です。
3.ボリュームの確認
電源を入れる前は、マスターボリューム、ボリューム、ゲインは最低限0にしておきましょう。EQに関してはそのままで大丈夫です。
ギターのボリュームも忘れずに0にしておきましょう。
4.電源を入れる時の注意点
電源を入れるときは、真空管アンプはスタンバイとメイン電源の2つが付いています。
スタンバイスイッチ(画像の黒色)がOFFか確認して、メイン電源(画像の赤色)をONにしてください。
※どっちも一緒にONにしないように!
電源はON、スタンバイはOFFでしばらく真空管を暖めましょう(最低2〜3分)
A24の場合ですが、ここで
- 軽くいつも程度にEQを設定しておく。暖めるのを待つ
- スタンバイスイッチをON。
- ゲインやボリュームで歪などの調節をする。
- マスターボリュームを上げて音量の調節。
- 2曲ほどやって微調整。
ここでへんなノイズが出るようだと、どこかに確認不足の個所がある可能性があるので、いったんスタンバイスイッチをOFFに結構なノイズなら、電源もOFFにしてしまって、再度接続など確認してみてください。
いつもの蛍光灯などのノイズを拾ってる可能性もあるので、故障する前によく確認しましょう!
後片付け
後片付けは、使用時と逆でまずスタンバイスイッチをOFFに。
2分ほど置いて、少し休憩でもしましょう。
その後、各ボリューム類を0にしたか確認後電源スイッチをOFFに。
コンセントを抜いてから、各種シールド類を片付けていきましょう。
感電したりしないように気を付けて、後真空管アンプは大変熱くなるので、やけどなどにも気を付けるようにしましょう。
まとめ
今回は、真空管アンプの使用時の注意点について解説してみました。
- ヘッドアンプとスピーカーの接続は専用のスピーカーケーブルでΩを合わせて接続。
- 電源コードは本体にしっかりと付け、なるべく壁・床に直付けが望ましいです。
- 電源を入れる前にギター、アンプの接続をよく確認。
- ギター、アンプのボリュームは0になっているか確認しましょう。
- スタンバイスイッチはOFFのままでメイン電源をONに。
- アンプを少し暖めて(2~3分程)からスタンバイスイッチをON。
- 終了時は、まずスタンバイスイッチをOFFに。
- 電源をOFF、コンセントを抜いて、各種シールド類を抜いていきましょう。
感電したりしないように気を付けて、使用後真空管アンプは大変熱くなるので、やけどなどにも気を付けるようにしましょう。
まとめ他に質問等や気になることがありましたらコメント欄で受付けています。答えれることはがんばって答えれるように日々精進しております。
今回はここまでです。ではまたっ!
コメント
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Hey very nice blog!
thank you!