【初心者向け】イコライザーの設定と考え方!

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EQの設定と考え方

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EYS音楽教室

イコライザーという音響機器を紹介したいと思います。

こういう事ありませんか?

高音域が足らないからプラスして、低音域も効いてないからもう少し上げよう、高域と低域上げたら中域もないから上げないと・・・全開やん!

って、きっと間違えてるイコライザーの設定や考え方を徹底的に考察しましょう!

A24

こんにちは、ギター歴30年A24(@a24guitarblog)です。

今回の記事はこんな方におすすめです。

・イコライザーとは?
・どういう設定が良いのかわからない
・イコライザーの種類って何があるの?

目次

イコライザーとは?

音声信号の周波数特性を、録音や再生時に補正する電子機器の事です。もっと細かくいうと倍音成分などの調整に使う物。イコライザーの単語の意味は均一化させるもの。

イコライザーには色々なタイプがあります。

EQ PROEQIMage
音域のイメージ図

【 周波数のおよその帯域 】
低域 ・・・20Hz~600Hz
低中域・・・600Hz~2000Hz
中高域・・・2000Hz~4000Hz
高域・・・4000Hz~10000Hz
超高域・・10000Hz~20000Hz

周波数はこれぐらいでわかれます。

・パラメトリックイコライザー
・グラフィックイコライザー

パラメトリックはLOW・MIDDLE・TREBLEなどでわかれていて、各つまみにある程度の周波数範囲を指定してあり、調整するタイプ。ギターやベースのアンプはこのタイプの物が多いです。

グラフィックタイプははHzである程度おいしいポイントに分けてあり、バンド数が違うものがあり、バンド数が多いほど細かく調整できる。ギターだとエフェクターとして使用することが多いです。ペダルタイプやラックタイプがあります。

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イコライザーのつまみのタイプ

Q10EQ IMAGE

シェルビングタイプ
シェルビングタイプはある程度の周波数範囲を山型に持ち上げたり下げたりする。パラメトリックタイプに多い。

ピーキングタイプ
ピークタイプは設定したポイントを中心に狭い周波数範囲を上げ下げする。グラフィックタイプに多いです。

ローパス・ハイパスフィルター
ローパスはハイのいらない帯域を、ハイパスはローのいらない帯域をバッサリ無くしてしまう。

おすすめのネガティブイコライザーの考え方

イコライザーの使い過ぎは、諸刃の剣(もろはのつるぎ)です。

最強に使える機器ですが、最強に困ったことになる機器とでもいいましょうか。

使い過ぎに注意してください。位相がおかしくなり音質が劣化します。

ネガティブイコライザーの考え方は、足し算ばかりじゃなく引き算が大事だという考え方です。

イコライザーを上げる設定にすれば、その帯域は強調されますが、逆に強調したい帯域以外を下げるという方法があります。中域を強調させるなら低域、高域を少しマイナスに調整します。

音が小さくなるなら、ボリュームをあげましょうという考え方です。

なんの為のボリュームですか?という事が言われています。

この考え方を重視した方がうまくまとまることが多いです。

※位相とは・・・入力から出力までの時間軸方向のずれのこと。

効果的なイコライザーの設定の考え方!

考え方として、各楽器には美味しい帯域があります。逆に必要のない帯域もあります。

MarshallTSL100

楽器で異なるのですがギターだと、1000KHz当たりは中核となる帯域なので、ミドルが一番大事になります。

高域は3000KHz程の所に設定されていると思いますが、ここを強調しすぎると、耳に痛い音になるのとボーカルのおいしい帯域とかぶります。

超高域のプレゼンス等は空気感な帯域なのでここもあげすぎるとモスキート音がきつくて不快な音になる場合があると思います。

最近のギターの音の傾向として、トレブルは抑えめのプレゼンスを上げた音が多い傾向です。

ギターの低域だと、100~400Hz当りでしょうか、そこはベースの美味しい帯域なのでそこまで上げる必要もなく、バンドで演奏するなら、譲り合ってセッティングすることが大事だと思います。

ボーカルやベースドラムの美味しいところをつぶさないように考えてみるといいと思います。

てことを考えつつイコライザーの設定をしましょう。

ハイパスフィルター、ローパスフィルターってなに?

ハイパスは低域をカットするEQフィルター。

ローパスは高域をカットするEQフィルターになります。

よくギターなどは12000Hz以上は無くても問題ないけどめちゃくちゃひそかに音がなっているのですが、他の楽器ドラムのシンバルやシンセの超高音域にかき消されるのでいらないでしょ?という考えでばっさり切る処理をします。

そのほうがその帯域はすっきりします。

ハイパスは逆に低音をばっさり切る場合に使用します。人間の聴覚は20Hz~20000Hzまでが聴覚範囲と言われています。

20Hz以下の音はほぼ必要ないのとコンプレッサーに引っかかりやすいので切ってしまうなど、楽器を重ねる場合ギターの100Hz以下はバッサリ切ったり、ボーカルの300Hzから下もばっさり切ろうなどして低域のこもりを解消します。

15000Hz超えてくるとほぼ分から無いですが、やはり雰囲気音といいましょうか、なにか物足りなさを感じます。

ミキシングでのイコライザーの使い方、ギターやベースのアンプでのイコライザー、概念は少し変わりますが、基本は同じなので考え方の一つとしてみるといいと思います。

今回のまとめ

イコライザーは、音声信号の周波数特性を、変更する電子機器の事です。

イコライザーの種類は

パラメトリック・グラフィックタイプがあります。

つまみのタイプはシェルビングとピーキングタイプがあります。

ネガティブイコライジングを心がけましょう。

効果的な使い方として、各楽器のおいしい帯域を際立たせることを考えて設定しましょう。

ハイパス・ローパスフィルターは主にミキシングやP.Aで使用したりします。

イコライザーは諸刃の剣です。使い過ぎには気を付けましょう。

ではまたっ!

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